【乗車メモNH7】琴平バス 祖谷バレイ号


乗  車  日:平成31年3月某日(木)
乗車区間・時刻:阿波池田バスターミナル1640→JR高松駅1840
運 行 会 社:琴平バス
乗 車 車 両:香川200か204


 何十年ぶりになるのでしょうか。  阿波池田から香川県方面へと、国道32号線を県境越えをする路線バスができると聞いて、以前から乗車するタイミングを伺っ ていましたが、今回ようやく乗車する機会を得ましたので乗車して参りました。     ▲貸切車両を転用した祖谷バレイ号  高松駅、高松空港、琴平から急峻な山を越え、大歩危、小歩危のある祖谷渓に向けて路線が開設されたのは平成29年の7月。 なかなか乗る機会が無かったのですが、18きっぷで高知からの帰りに組み込むことができ、肝心な県境越えだけでもと思い乗車 することになりました。     ▲途中実家に寄りました…、わけでは無くバスの車内です  高松側から祖谷渓観光を目的とした路線のため、阿波池田から乗車するのはわたし一人だけでした。車内には既に女性客3人 が乗車しており、おそらく祖谷渓観光の帰りと思われます。  非常に空席のある乗車ぶりではありますが、うしろ半分は祖谷バレイ号のウリでもあるいろりゾーンが展開されています。走 行中は見に行くことができないので、乗車後そそくさと撮影を行う程度でありました。いろりゾーンにはサクラとして案山子が 身を寄せ合って乗車していました。仲むつまじい光景が繰り広げられていますが、夜中に見に行ったら首が据わって無くて怖そ うではありますが…。     ▲ずいぶん派手で大きめなシートカバーです  阿波池田を総勢4名で祖谷バレイ号は出発。  阿波池田の街中を進んだのち、四国中央橋で吉野川を渡ったあとはひたすら山道を進めて参ります。   ▲気がつくとずいぶん山の高みへ  四国別科津二十霊場第十五番札所、箸蔵寺へ向かうロープウェイの駅を右手に見ながら国道32号線の山道をずいぶんな傾斜で 登っていきます。2ケタ国道とはいうもののカーブが多く、大型車同士の離合は辛そうです。県境の猪ノ鼻峠を越える猪ノ鼻ト ンネルを初めとする複数のトンネルもトンネル形状が悪く、丈のある車両は道路中程を走らないと行けないほどの難所となって おり、非常に乗り応えのある県境越え路線となっています。そんな猪ノ鼻越えも、現在猪ノ鼻道路の建設が進んでおり、4キロ にも及ぶ新猪ノ鼻トンネルができると、この山越えも昔ばなしになるのでしょう。  猪ノ鼻トンネルを抜け、つづら折れを過ぎるとそんな景色は一変し、徐々に讃岐平野らしい平坦な景色が繰り広げられること になります。   ▲琴平は参道が近い街中に停まります  阿波池田から40分ほどでバスはことひら参道口のバス停に到着します。名前の通り金刀比羅宮の参道の入口にバス停はあり、 日の長い時期であれば参拝も可能かと思うのですが、18時までの開門とのことですので、駆け足参拝もしくは門前払いなりそ うな予感。   ▲終点は高松駅の路線バスのターミナルです  琴平の街中を回ってバスはつづいて高松空港へ。降車客はいませんでしたが律儀に空港を経由し空港通りを高松駅へ向けて 進んでいきます。もう日が暮れた高松市内を抜け、終点の高松駅バスターミナルには20分早着の18時40分に到着しました。