【乗車メモH3】沖縄中央観光 やんばる急行バス


乗  車  日:平成25年4月某日(土)
乗車区間・時刻:那覇空港国内線ターミナル2100→古島駅前2135
乗 車 車 両:沖縄230あ2011


 2013年3月から運行を開始した、やんばる急行バス。いままで無かった山原(やんばる)と那覇市内、那覇空港を ダイレクトに結ぶ高速バス路線です。名護以北の観光地、美ら海水族館はもちろんのこと、離島連絡として一部の便が 運天港へ乗り入れします。運行は貸切専業だった沖縄中央観光です。 ▲なんという魔改造…  山原と那覇方面を結ぶバスは、02年の美ら海水族館開業時にできるかと思えばいままで目立った路線も無く(ホテル 送迎のリムジンバスはあったかもしれませんが)、那覇と水族館直行は、一時期ラド観光のツアーバスが走っていた ぐらいと記憶しています。 ▲雨の那覇空港。ずいぶん前から配車してました…  石垣島に行った帰り、飛行機の時間にちょうどバスがあったので乗ってみることにしました。  乗り場はいままでの路線バスのさらに先に停車する格好。20分ぐらい前から着車し、乗車扱いをしていました。 車両はエアロKのライトまわりを改造した謎な車両。車内は後方2列が回転対座サロンです。回転対座が残っている 路線バスに乗るのはずいぶん久しぶりです。 ▲ひと昔前の観光バスの車内に、不釣り合いの大きなモニター  車両前方を見ると運賃表。新規事業者としては不釣り合いの液晶の運賃表モニター。後方の座席からでもよく見え ます。この運賃表、最近よく見る液晶モニターの運賃表と若干見た目が違います。前方に座っていた同行者が言うには 市販の液晶テレビとのこと。そして大きいモニターの他に運転士確認用として小さな液晶テレビがドア上に付いて いました。  さて、出発時間になってライトが全点灯されてドアクローズ。ノリホは3名。バスは国際線ターミナルを経由して 那覇市内へ向かいます。既存他社と違って旭橋を経由しないので、泉崎の交差点を右折して市役所の五差路と通り 県庁北口へ。余り通らないコースなので新鮮です。  <ピヨピヨピヨ… ピヨピヨピヨ…  バス停を発車したときに謎の小鳥のさえずりが頭上から…。昔の阪急バスのような感じで、続いて…  <♪バラリンランランラーン バラリンランランラーン…  謎のもの悲しいオルゴールとともに、いままで聞いたことのない女性の声の車内放送が…。  <つぅぎわぁ… けんちょぉ… きたぐちぃ…  標準語でもなく、ウチナーグチでもない語り口の車内放送が…。わかりやすいような、たどたどしいような、独特の 放送が、バス停が近づくたびに放送されます。  これも同行者がいうに、オートコーダーや音声合成ではなく、カセットテープで流しているとかいう、なんとも 手作り感。まとめて放送してしまったりしないのか心配です。 ▲やたら明るい「つぎ止ります」  途中、県庁北口で1人下車。おもろまち1丁目で1人乗車し、思ったよりかは利用があるのかないのか分からない まま、我々の降りる古島駅前が近づいて来ました。  後車ボタンを押すと、前方の「つぎ止ります」がしっかり点灯。ですが、他のバス会社と比べて異様に光の加減が 強いような…。  バスは定刻より数分遅れて古島駅前着。  走りは市街地で混み合っていたせいか、本島既存乗合4社にくらべて大人しめ。高速に載っかったらまた違うの かもしれませんが、貸切系の新規事業者のわりには安心してのれました。